『3ヶ月次レビュー』で中長期プロジェクトを見直しする
前回は1~2週間おきに実施しているタスクやプロジェクトのレビューについて書きました。
今回は3ヶ月おき見直ししている『中長期プロジェクト』や『いつかやるリスト』について。
日々、目の前のやることだけに集中力を注ぎ、『次にやることリスト』を次から次へとこなしていると、視野が狭くなりがちです。
そのための週次レビューがあって、改めて「やりたいことを把握し、今やるべきでないことは適切な場所にしまっておく」わけですが、1週間おきに毎回やると「早くアレに手を付けたい」と気持ちが湧き出して目の前のことに集中できません。
そこで「今はまだ時期じゃない」と思うやりたいことについては『いつかやるリスト』にメモしておき、3ヶ月おきに確認するようにしました。
ずっと手のつけられない『いつかやるリスト』も、3ヶ月おきに振り返るうちに順番を考え「このプロジェクトが終わったら、次はあのプロジェクト……」と心の準備もするようになって、順次取りかかれるようになります。
また、仕事や人間関係、趣味でやっていることなど『中長期のやりたいこと』は3ヶ月に区切ったプロジェクトとして扱い、取り掛かったプロジェクトは週次レビューで見直しをしています。
3ヶ月経ったら『中長期のやりたいこと』全体を俯瞰してみて、目標を修正したり、改めて個別のタスクについて「やるか・やらないか」の判定をして、ほぼゼロベースからプロジェクトを再構築します。
毎回、プロジェクトを作り直すなんて非効率的かもしれませんが、私の場合はタスクの実行期間やモチベーションにムラがでやすいため、へたに継続案件がたくさんあると、いつまでも消えないタスクにストレスを感じてしまいGTDを破綻させてしまいがち。
3ヶ月おきに作り直すことで『中長期プロジェクト』も『新規プロジェクト』に変身させ、気持ちを新たに再出発できるというわけです。
3ヶ月次レビューやることリスト
- RTMの各種リストを印刷して一覧を再レビューする
- いつかやる/多分やるリストの内容を見直す
- 今年のやりたいことリストを作り直す(バージョン明記)
上記3つが、私の『3ヶ月次レビュー』のチェック項目です。
以下で詳しく説明します。
タスク管理アプリの各種リストを再レビュー
私が使用しているタスク管理アプリは『Remember The Milk(以下RTMと記載)』です。
とても高機能で、忘れておきたくない情報やあとで通知して欲しい情報のほとんどをRTMに登録しています。
ですが、締切を設定し忘れて、いつまでも通知されないリマインダーがあったり、はたまた解約してしまった保険の次の更新日のお知らせが保存されていたり……と、日々の生活の中で情報が煩雑になってしまうことがあります。
そのため、3ヶ月に一度はタスクリストすべてを印刷して一覧化し、タスクひとつひとつが「適切か・古い情報が混じってないか」などの見直ししています。
『いつかやるリスト』の内容を見直しする
漠然とした『いつかやるリスト』は、緊急性がないものが多く、ついつい後回しにしてしまいます。
「趣味のサークルに入る」などは楽しそうなので、ずんずん前のめりで行動しますが、少しでも面倒くさそうな作業は気が重くてなかなか手を付けられません。
「物置の中を整理する」とか「資格試験の勉強をする」とかですね。
そういったものを3ヶ月おきに見直しして、「物置の整理は、気温が温かいうちにやっておいたほうがいいから6月ごろ手をつける」とか、少しずつ大まかなスケジュールをして心の準備をしていきます。
状況が変わっても「やっぱり7月」「やっぱり来年」など、まだ正式にプロジェクト化してないため調整もしやすいです。
またテンションだけでやりたいと思ってしまうことも、とりあえず『いつかやるリスト』に保管しておいて、あとで見直すと、熱が冷めてて「やっぱ、やらない」となることも多いです。
3ヶ月という期間は心の準備を整えつつ、頭をクールダウンさせ冷静に物事に取り組むために丁度いい長さです。
『今年のやりたいことリスト』を作り直す
毎年、年が変わる頃に「次の1年でやっておきたいこと」をリスト化しています。
注目している役者さん出演の舞台鑑賞とか、気になってる映画とか……。
はたまた旅行の予定など、なるべく「実施していて楽しいこと」のみを集めるようにしています。
「映画は観れなかったので、レンタル開始したらDVDで観たい」など、小さなことでも書いていき、なるべく『自分が楽しめることをスルーしない』よう、ノートいっぱいにぎっしりと書くようにしています。
ただ、新年の目標も数ヶ月も経てば状況が変わってきてしまいます。
新たにやりたいことができたり、あっさり挫折したり。
新しいことは単純に追加していけばいいだけですが、挫折した事柄が一年中ずっと視界に入り続けることにストレスを感じてしまいます。
そこで、『今年のやりたいことリスト』を3ヶ月おきに作り直してみたら、その度に新鮮な気持ちをもてるようになりました。
1月・4月・7月・10月のはじめに、12月までにやっておきたいことを書くというわけです。
飽きっぽく、新年に宣言したことをなかなか最後までやり遂げられなかった人などに向いてると思います。