まあまあ手を抜きつつ、美味しいパウンドケーキを焼く(キャラメル梨のパウンドケーキレシピ)

お菓子作りって厳密に材料を計って、ちょっとの手順を省いてもダメで……と、そう思っていたんですが、気を張って頑張りすぎると疲れちゃって、手間というコストに対して出来上がりの対価が見合わなくなっちゃうこともしばしば。

「結局、買ったほうがおいしいし失敗しないし、なんなら安上がりでコスパ最高じゃん」ってなりがちなんですよね。

でもステイホームの昨今、あまりお金をかけずに時間を潰せる趣味はひとつくらいは持っておきたい。

それにオーブンから漂ってくる暴力的ないい匂いは、買ってきたものでは代替えできません。
前日に焼いておいたケーキを、翌朝、食べて迎える一日の万能感は、「自分が焼いたケーキ」という自負があればこそ!

今回はこれまでのパウンドケーキ作りであれこれと繰り返しやっていくうちに、「この手順は省けるな」と得た知見を書き記していこうと思います。

なるべく頑張らずにそこそこ時間を潰せる程度の手間でお菓子作りを2週に一回、または月に一度は焼けるようになるためのレシピ。

こだわりのある人や舌が肥えてる人にとっては言語道断かもしれませんが、私と同じでズボラだけどほどほど美味しいものを食べたいという人に向けた記事です。

今回はもらい物の梨をシロップ漬けにしていたので、それをトッピングに使うことにしました。

洗い物が比較的少ないジェノワーズ法で作成していきます。

材料

  • 小麦粉、バター 100gずつ
  • 砂糖 80g
    • ※通常は100gですが、今回はキャラメル梨をトッピングするので生地の分を減らしました
  • 卵 2個
  • キャラメル梨 適量(多分、梨半分くらいと砂糖40gぐらい?)

ジェノワーズ法だとアホほど卵を泡立てるのでベーキングパウダー不要です。
「しまった、膨らみすぎた!」とか「おい、パウダー仕事しろよ」とか「真ん中だけ、異様に膨らんだ」とかいう失敗がなくて私は好きです。

材料の計測はきちんと測りを使いますが、5g前後程度までの誤差があっても気にしません。

砂糖はてんさい糖。塩と間違えないよう茶色い砂糖を日常使いしています。
仕上がりの生地も茶色がかっているけれど、優しい甘さがお気に入り。

バターは食塩不使用と言われていますが、そうでないものを使っても充分美味しいです。

レシピ本によってはサラダ油で置き換えも可能と書かれていますが、風味がほとんどなくて正直私は好きじゃありません。(参考記事)
バターの量が足りなくて、少しサラダ油で代用する……くらいならオーケーです。

またはサラダ油を全量使って、柑橘類や紅茶、シナモンなど主張の強い別の何かで風味づけするならありかも。
その場合でもやっぱりバターで作ったほうが、より風味豊かで美味しく仕上がると思いますが。

それらすべての材料を最初に計測して出しておきますが、皿を汚したくないので粉系はチラシを使います。

洗い物が減るうえに、使い終わった後はクズ入れとしても使えるのでオススメです。

子供のころ、実家では空いたカップめんの容器を洗って使っていました。今は衛生の面から容器の使い回しはしてませんが、あれは便利だったな……と折り紙しながら思ったりもします。

下準備

型にクッキングペーパーを敷く。卵を室温に戻しておく。

梨をキャラメリゼする。

分量は適当です。
梨半分を櫛形切りにした後、薄くスライスして砂糖で焼いたら、だいたいオーケーです。

キャラメル……と銘打ちつつ、茶色くなってませんが気にしません。
「オーブンで焼き上がった頃には、ほどよく色づいてる」という計算です。

バターを湯煎にかけて溶かしておく……のが面倒なので、レンチン500Wで30秒ずつ様子を見ながら加熱します。

少し固まりが残ってるくらいでオーケーです。このまま放置しておくと余熱ですべて溶けます。

小麦粉をふるう。レシピでは2回ふるうと書いてあるけれど1回で充分フワッとします。

粉の何が面倒かというと、計測するボウルと1回目ふるった粉を入れるボウル……と、必ず粉だけで2つ以上のボウルが必要になることです。洗い物1個減らすため、チラシの皿で計測して、ふるいにかけるのも1回に省略しています。

専用の粉ふるい器を使うより、ザルを使ったほうが圧倒的にラクです。

オーブンは下準備の段階で予熱を始めてもいいのですが、うちのオーブンだと結構フライング気味に温度が上がってしまうので、粉を混ぜる段階でスイッチを入れます。

よく作業に熱中しすぎて予熱を忘れてしまうことがあるので、心配な場合は下準備の一番最後の段階でスイッチを入れましょう。

手順

卵と砂糖をアホほど泡立てる。卵は本来、60℃くらいのお湯で湯煎にかけながら泡立てます。

ただ卵を室温に戻して、ハンディミキサーを使っていたらちゃんとトロっと仕上げられるので湯煎は省略可能です。
(室温に戻すの忘れてたら、諦めて湯煎しながら泡立てましょう)

ミキサーを持ち上げて、生地がリボン状に折り重なるくらいになったらオーケー。

ほぼメレンゲのように生地が空気を含んで膨らむので、大きめのボウルを使ったほうが無難です。 参考画像ではボウル選びに失敗しています。もっと大きいの使えばよかった。

粉を2回に分けてふるい入れる。次の手順でさらに混ぜ作業が残っているので、この段階で、多少粉っぽさが残っていても大丈夫。

(前述しましたが、この段階でオーブンの予熱スタートさせます。)

続いて、バターを3回に分けて加えよく混ぜる。

バターが混ざらず型に流し入れると生地にムラができるし、混ぜすぎると空気が抜けて膨らまなくなります。

きちんと混ぜつつつ、混ぜすぎないよう気をつけながら均一な生地に仕上げます。

型にキャラメリゼした梨を敷き詰め、生地を流し込みます。

余談ですがミキサーやゴムベラに残った生地は、無印良品のジャムスプーンでこそぎ落とします。

これを買うまでは、指で拭ってそのまま舐めてたのですが、いかんせんナマの生地なのでお腹を壊すリスクと表裏一体。美味しいけれど背徳感を味わいながら「他のご家庭では潔く洗い流しているのかな……、でももったいなくね?」と葛藤していました。

さらに余談の余談ですが。
散々、洗い物を増やしたくないと書いてきたのですが、ジャムスプーン一本くらいはどうってことない。
「洗い物を増やしたくない」というのは、食洗機に入るかどうか、手洗いの場合、食器洗い後に干す場所があるかどうかが問題なのです。

本題に戻ります。
生地をすべて入れたら10cmほどの高い位置から型を落として、余分な空気を抜きます。 オーブンで40分ほど加熱。

本来であれば、10分ほどしたらオーブンから取り出してナイフや包丁などで縦に切り込みを入れます。
加熱して膨らんでいくと亀裂が入るのですが、それをあらかじめ切れ目を入れることで美しく仕上げるための手順です。

我が家だけで消費する場合、これも省略します。

誰にも見せないし、加熱中に取り出すの熱くて大変だし、庫内温度を下げないよう気をつけなきゃいけないの面倒だからです。

30分ほど加熱して様子を見ながら、串でさして焼き加減をチェック。

うちでは焼き鳥用の鉄串を使います。木の串だと何度も洗って使ってると衛生面が不安になってくるのですが、鉄製だと丈夫さが違うのでゴシゴシ洗って何度でも使える。実家からもらってきてて通して何十年も使ってるので、とってもサステナブルです。

生焼けはもちろん避けたいですが、焼き過ぎもパサパサの原因になるので、ほどよいところで取り出し、型からはずします。

ケーキクーラーなんてオシャレなものはないので、トースター用の網で冷まします。

粗熱がとれたら12等分にして4切れずつラップに包みます。キャラメル梨がベットベトで最高に切りづらかったです。

夫と2切れずつ食べるので、今日明日食べる予定ならそのまま常温で放置。
食べきれない分は冷凍庫に入れて、食べる直前にレンチンしてからお皿に盛ります。

出来上がりはこんな感じ。

今回、クッキングペーパーの折り目を間違えたまま無理やり生地を流し入れたため、ケーキの形が歪んでます。ちゃんとペーパーをたわまないよう敷けば、もう少し見た目がよくなりますよ。

見た目イマイチですが、味はバツグンに美味しかったです!