2021年1月から3月にかけて観た映画の感想(一部ネタバレあり)

新年度明けてから観た5本の映画の感想です。

『新解釈 三國志』『ホテルローヤル』『銀魂 THE FINAL』『太陽は動かない』『シン・エヴァンゲリオン 劇場版』の5作品です。

一部、ネタバレを含むものもありますので「イヤだ」という方は、読むのをお控えください。

新解釈 三國志

新解釈 三國志
© 2020「新解釈・三國志」製作委員会

大泉洋さんのファンなので観に行きました。

大泉洋が福田監督作品に主演とか、『勇者ヨシヒコ』やってたときに夢見ていた展開ですよ。
さぁ、満を持しての!ってなワケですが、正直、福田監督の映画作品てここ数年ちょっとクドい。

すべての作品を観ているわけではないのですが、『銀魂』実写版の1作目くらいがピークだったと思ってます。

低予算ドラマで演技のうまい役者さんが全力で笑いを取りにくるところが好きだったけれど、今は下手にお金が集まっちゃうもんだから、衣装も豪華で殺陣とかの見せ所もあって、時間もたっぷり使えて……と、胃もたれするほどの内容量。

で、役者陣も全力で演技……というかアドリブ笑わせ合い合戦とかやっちゃうから、スキも余白もなく、内容だけやたら濃くて観てて疲れちゃった。

「出演する役者さんのファンだけ許せる」みたいな内容で、ムロツヨシも佐藤二朗も好きだったけれど、しばらく福田監督作品と合わせて距離をおいたほうが好きのままでいられるかも……と思いました。

大泉さんの使い方も大正解なんだけれど、あと5年早ければ良かった。
このノリにドンピシャなんだけれど、このノリに胸焼けしちゃうお年頃に私がなってしまった。

映画の感想としては、新解釈で「戦争が嫌いだからこそ、天下とった暁には太平の世の中を作れるだろう」っていう締め方は良かったです。

映画の番宣で、役者陣がワイワイやってるの観るのが一番楽しかったです。

ホテルローヤル

ホテルローヤル
© 桜木紫乃/集英社 © 2020映画「ホテルローヤル」製作委員会

釧路の景色や地方CMや方言が道民として観ていて楽しかったです。

ラブホが舞台ということで、男女の絡み率が高めな内容。

普段、のぞき見ちゃいけないとされているものを、公然と「見ていい」とされたら、そりゃまばたき惜しんで見ちゃうよね!ってな感じですが、『全裸監督』のようにあけすけに刺激的なものは少なく、みんな等身大で男女の営みを繰り広げているのが好感もてました。

よそ様のセックス風景はドラマチックな「何か」がなくても、なんの事件も起きなくても否応なく引き込まれる。

笑えるとか泣けるとかじゃない。ハッピーエンドでもサッドエンドでもなく、そこで働き暮らす人々の日常と、センセーショナルな事件による崩壊とを良い役者の演技と滞りない脚本演出を気持ちよーくスクリーンから浴びてました。

観てよかった。

日常のすぐ隣りにあって、人々がわざわざ非日常を求めてやってくる場所。

不倫やら大人のオモチャやらが乱れでる中、そこで生きている人間の中には素朴な人も真面目な人もいるんだよって真摯に描いていて良かったと思います。

銀魂 THE FINAL

銀魂 THE FINAL
© 空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

終わったー。良かったー。

うっかりアニメ途中のまま観に行っちゃったけれど、不真面目でくそ長い雑なあらすじのおかげで置いてけぼりくわされずにすみました。

銀魂はもちろんギャグ部分も面白いんだけれど、なにより殺陣シーンがテンポよくて演出がカッコよくて好きです。

今回の映画ではちょっと詰め込みすぎを感じたけれど、内容が内容なのでしょうがない。
終わった後の作者による弁明?もあって、そのやり方も「嗚呼、銀魂ぁっ」って感じで良かったです。

むしろ「あそこからが本編」て言っても、過言じゃない。
ラスボスの扱いとかも「映画の余韻台無しにしてくれて、本当にもー!大好きだ!!!」って思いました。

太陽は動かない

太陽は動かない
© 吉田修一/幻冬舎 (C)2020「太陽は動かない」製作委員会

「また藤原竜也が酷い目にあうらしいねー。時間あるし観に行こっかー」と、軽く小馬鹿にして臨んだら思いのほか面白くて良い意味で裏切られました。

てっきり『ミーハーな女子ども』を悶えさせるのが目的の内容がうすぼんやりしたイケメンをただ消費するだけの映画なんだろうな……と。

本当、スミマセンでした。とっても面白かったです。……と、おでこを地面にこすりつけながら原作本を買いました。

主人公の掘り下げが丁寧で良かったです。

ちょっと突拍子もない描写(高層ビルからの脱出方法、アレでいいの?!)もあったけれど、物語に没頭するのに邪魔になるほどでもなく、まあまあの許容範囲です。

まず前提の「24時間以内に組織に連絡しないと、心臓に埋め込まれた爆弾が起爆します」って時点でツッコミどころ満載だしね。
そこでついてこれない人は、むしろ観てくれるな……と予告でお客さんをふるいにかけてたんでしょうね。

続編作れるなら作って欲しい。
どうやらドラマ版もあるらしいので、そちらも観たいと思っています。

シン・エヴァンゲリオン 劇場版

シン・エヴァンゲリオン 劇場版
© カラー

エヴァはテレビ・旧劇・新劇の序だけリアルタイムで視聴しました。
子育てが忙しくなってからはご無沙汰。

そこで改めて『序』『破』『Q』を前もって観て、庵野特集の密着ドキュメントも観ていきました。
ネタバレ感想も事前に読んでいたことで、何も情報を入れないで観に行くより内容をよく理解できたんじゃないかしら。

キャラクターがみんな大人になって良かった。
第三村を丁寧に描くことで、名もなき人々に寄り添う物語になってたと思います。

私のお気に入りシーンは冒頭のパリでの場面と終盤さわりの戦艦での戦闘場面ですかね。

右脳が刺激されるっていうか、発想の埒外のことが展開されてて、多分、もっと長い時間やったら間延びしちゃってたんだろうけれど、それでももっと観ていたいと個人的には思いました。

あとミサトや、リツコ、マヤなど、大人の女性キャラが「ちゃんとした大人」として描かれていたのが良かった。

テレビ版・旧劇版だと「女ってみんな色恋に依存して狂っていくよな」って扱われ方だったので、リツコがゲンドウの眉間を撃ち抜いてくれたのは本当に爽快。クラッカー鳴らしたかった。

レイやアスカが都合よくシンジくんに好意を寄せるのは理由が明らかにされたけれど、それを経て尚、なんでマリがシンジくんが付き合う流れになるのかよくわかんない。でもそれが救いになってる部分もあるので否定もできない。なんか怒涛の祝福ムードのなかで「よう、わからんがオメデトー!」と勢いのまま拍手喝采をしてしまっています。

ユイに「完全無欠な聖母像」を押し付けて最後の最後の拠り所にしちゃうところとかは未だに「母親っていうカタガキを便利に使ってくれるな。雑すぎんぞ」って思わないでもないけれど、そこはエヴァ以外のどの作品でも同じような扱われ方なのでしょうがないのかな。

少し前にSNSで「男が作る物語では女性は聖母か母親かビッチでしか表現されない」って見たんだけれど、新劇ではサクラやミドリのシーンがあったおかげで、その文言を否定できたんじゃないかしら。

総じて女性キャラの描かれ方が旧来とは違って、多彩に描かれてて良かったと思います。

洋画が観たくなってきた。

今後、観にいくつもりでいる映画作品が以下の通り。

  • 騙し絵の牙
  • 名探偵コナン
  • るろうに剣心
  • ザ・ファブル

のきなみ公開延期になっていた作品がやっと観られて嬉しい限りなんですが、洋画がなくて寂しいです。
モンハンも興味なかったけれど、観に行こうかなーと悩んでいます。

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