今回は、今までとは別のレシピ本を参考に、一番最初に紹介されている基本のバニラパウンドケーキを作ってみました。
材料
- 卵 1個(Mサイズ)
- てんさい糖 60g
- 植物油 70g
- プレーンヨーグルト 30g
- 牛乳 30g
- ブランデー 大さじ1
- A
- 薄力粉 100g
- ベーキングパウダー 小さじ1
このレシピは以下の本を参考にしています。
私はてんさい糖を使っていますが、レシピではグラニュー糖となっています。
詳しい作り方は、下の本をご参照ください。
今までのレシピとの違い
バターを使わず、植物油を使う
参考にしたレシピ本ではバターを使わないレシピが紹介されています。
代わりに使うのが植物油で、本では『太白ごま油』を推奨。
最近では普通にスーパーでも売られていますが、如何せん値段がバターとそんなに変わりません。
まずは実験だし……と、今回は一番安いサラダ油を使ってみることにしました。
砂糖の量が減っている
ヘルシー志向のあるレシピのようで砂糖の量も100gから60gに。
代わりにヨーグルトや牛乳を使ってカロリーオフがはかられているようです。
評価
膨らんでない!
レシピでミキサーを使うとか書いてなかったので、泡立て器で「これくらいかな?」とカンでやってみましたが、今まで作ったパウンドケーキの中で一番膨らんでいませんでした。
食べてみた感想も、「なんかペッタリしてる」といった感じでフワフワなものとは程遠く。
ベーキングパウダーの量も今までの倍量入れてるはずなのに、「お前、仕事してるか?」って問いただしたくなるほどです。
ひょっとして保存方法が悪かったとかで、ベーキングパウダーのベーキングパウダーらしさがどこかに飛んでいってしまっているのかも。
焦げなかった
背の高さが足りなかったおかげか、今までさんざん焦げていた上面も良い色合い。
レシピでは「180℃のオーブンで27分焼く」と書かれていて、「おいおい、今まで160℃ですら焦がしていたのに、大丈夫なのか? でもまずはレシピ通りに作るって決めてるし。それにしてもなんで27分? 30分じゃダメなの? 3分の差は何?」と戸惑いながら焼いてみたものの、結果は上々。
逆に今までなんで焦げていたのかがわからなくなってしまいました。
温度じゃないとしたら、砂糖の量が減ったからとか?
油が分離してる
混ぜ方が足りなかったせいで、油も分離しています。
ゴムべらとは反対方向にボウルを回し、生地を底から返すようにして大きく混ぜると良い。3~4回ほど混ぜ、全体がなじんだらOK
レシピに上のような文言で書かれていて「3~4回ほど」を目安に、そこから不安になってさらに「5~6回ほど」程度しか混ぜていません。
多分、それまでの工程でいっぱい空気を含ませていたのを潰さないように、混ぜすぎないように書かれていたのでしょうが、結局全体的に混ぜ方の足りないものが仕上がりました。
美味しくない
今まで小さな失敗を繰り返しつつも、最終的には「バターと砂糖を練り込んで焼いた小麦粉ウマー」となっていたのですが、今回はバターも使わず、砂糖も6割に減ったものだったため、びっくりするほど「美味しいとは言えない何かの物体」が出来上がりました。
食べられないほど不味いわけではないけれど、何も感じない。
それどころか、油が分離して固まっていたため後味に強烈なサラダ油の香り。
なるほどなるほど、美味しくない。
そういえばレシピ本でも、基本のパウンドケーキといいつつも、クリームを間に挟んだりしてアレンジしたものが紹介されています。
てっきりタイトルの「50のレシピ」を紹介するための、アイデアかさ増し術かと思ったら、基本のケーキだけでは物足りない味になるっていうことだったのかも。
今回の大きな敗因は、お菓子作り経験が浅いので、レシピに書かれていることを別の解釈してしまったり、自分の事情にあったアレンジができないところかな……と思っています。
レシピが悪いのではなくて、私自身の「お菓子作りに関する文脈を読み取る力」が足りなかったという結論です。
次回
次回は油をバターか太白ごま油に替え、ミキサーを使って同じレシピを作ってみようと思います。
クリームでトッピングとかやる気がないので、紅茶かシナモンなどの香辛料でガツンと風味づけしたらどれくらいになるかも実験してみたいところ。
それでも物足りなく感じたら砂糖を増量していこうと思います。