私なりの家計管理 その4 家計簿の付け方

私なりの家計管理として、いくつか記事を書いています。今回は、その肝となる家計簿について。
学生の頃はお小遣い帳が続いたためしがなく、その後もパソコンソフトや雑誌の付録の家計簿など、いろいろ試して現状に落ち着きました。

さまざまな家計簿のフォーマットがありますが、結局落ち着いた場所は『山田式残高家計簿』でした。

『山田式残高家計簿』とは

公認会計士・税理士で『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の著者である山田真哉さんが提唱している方法です。

ざっくり言うと、毎月、銀行・現金などの各口座の残高だけを記録、集計していき、前月よりマイナスの月だけレシートなどを見返していく……といったもの。

詳しくは『ずぼらでもOK 残高家計簿で貯蓄体質に|マネー研究所|NIKKEI STYLE』など、検索するといくつか詳細な紹介記事がでてきますので、それらを参照してください。

…とはいえ、家計簿はつける

「残高家計簿では家計簿はつけなくてもOK。もしも前回残高よりも今回残高のほうが減っていたら、保管しておいたレシートを取り出し、自分の出費傾向を見直ししましょう」というもの。

その出費傾向を見直す時に、私はもっと詳細にあれこれ分析したいと思って家計簿を入力しています。

支出は『固定費』『変動費』に分け、さらに『変動費』を『必要経費』『不必要経費』『特別費』に分けます。

  • 固定費: 毎月(または毎年)、定額で出ていく出費
    • 家賃や保険料など
    • EvernoteやAmazon会費などサブスクリプションサービス
    • 通信費など、毎月使用量により変動しますが、ここでは固定費としています
  • 変動費: 日々の買い物や交際費など、固定費以外の出費
  • 必要経費: 食材や日用品費、交際費など
  • 不必要経費: コンビニ費やコミックなど娯楽書籍費、ラテマネー費
  • 特別費: パソコンやスマホなど備品設備費。生活費以外の異例の出費

山田さんの説明では、出費を見直しする時は支出を『必要経費』と『不必要経費』に分け、さらに『ラテマネー』に気をつけましょう。……と言われていました。

『ラテマネー』とは、いわゆる毎日習慣で買っているカフェラテなどの代金。
一回一回は少額でも、それが年間になると数万円(150円×365日で54,750円)にもなるので、そこを見直しましょう。といったもの。

カフェラテ以外の、習慣で買ってしまいがちなものを総称して『ラテマネー』に括ります。
だいたいコンビニに寄るとカフェラテだけ買って帰ることは少なく、ついでにおやつや週刊誌など買い足してしまいがち。

それならばいっそのこと水筒持参にするだけで、コンビニに立ち寄る習慣がなくなるためラテマネー削減に。……といった具合に、ひとつひとつの買い物に一喜一憂するくらいなら、日頃の習慣を見直したほうが効果が高いというお話です。

結局、毎日チマチマと家計簿を1円の狂いもなくつけていたとしても、こういったことを見直しできなければ意味がありません。

しかも家計簿をつけている段階で、それはもう過去の出来事。「次回は気をつけよう」と思っていても、「うっかり」とか「なんとなく」とか「店の販売戦略に踊らされて」とか理由もなく出費してしまいます。

ならば変えるべきは『意識』ではなく『習慣』……と、教えられました。

ゲームでガチャが自分の意志でやめられないのなら、スマホからアンインストールする。それと同じように『ラテマネー』ではコンビニに行かないようにする工夫をするだけで、出費をうまく減らしていくことができます。

ツール

家計簿はメインがAndroidアプリの『らくな家計簿』。
資産管理にGoogleスプレッドシート。
サブ分析ツールとして手帳の『ツイストリングダイアリー』を使っています。

一見、あれこれ使って大変そうに見えますが、それぞれの入力の手間はさほどありません。

日々の入力は『らくな家計簿』で10分もせずに入力可能ですし、Googleスプレッドシートはポートフォリオの残高、手帳は日々の出費の中でも『ラテマネー』などテーマを絞って記録するようにしています。

今回は、メインで使っているAndroidアプリについて書いていきます。

Androidアプリ『らくな家計簿』

たくさんある家計簿アプリの中で、なぜ『らくな家計簿』を愛用しているかといえば、大きく分けて3つの理由があります。

項目を自在にカテゴリ分けして管理できる

『らくな家計簿』では、大分類としておおまかに『固定費』『必要経費』『不必要経費』『特別費』とカテゴリ分けしたあと、さらに『食費』『日用品費』など小分類としてサブカテゴライズできます。

追加や削除、名前の変更や並べ替えなど自由自在。

大分類、小分類ごとに月別、年別で集計してくれて予算管理も可能です。

クレジットカードを使った時点での計算(発生主義)

カード払いやクイックペイで支払いしたもので翌月25日に一括で口座引き落としされる場合など、私は買い物した時点での集計を望みますが、それが現金の出し入れのみに注目したツールだと反映されず困ってしまいます。

かといって、買い物時点で入力すれば残高が合わなくなる。

『らくな家計簿』では費用計算は買い物時点。残高計算は引き落とし時点で、それぞれ集計してくれるのでありがたいです。

これは簿記的な考えではありますが、この方が家計の見直しをする際も効果があります。

旅行など特定の日の出費を見直しする際、その日の出費一覧を見たいのに、現金払いとクレジットカード払いで実際に引き落としされた日の別々で出てきては照らし合わせるのが手間になってしまうためです。

PCにて閲覧、CSVエクスポート

日々の入力はスキマ時間にフリックでサクサク入力していき、本格的な分析はパソコンから項目ごとに絞り込んで……といったことが『らくな家計簿』では可能です。

CSVとしてエクスポートも可能です。
年末にスプレッドシートで開き、科目ごと・お店ごとに集計したりして次の年の予算管理の資料として使います。

そのほか、定期的に自動でバックアップしてくれたり、定型入力やサジェスト入力など入力支援機能が手厚い部分もあってオススメです。

カテゴリ一覧

以下はそれぞれの出費について、どんな科目で集計しているかのリストです。

支出

固定費
  • 家賃: 実家に払っているお金
  • 固定実用費: Evernoteなど実用系のサブスクリプション
  • 固定娯楽費: dマガジンやHuluなど娯楽系のサブスクリプション
  • 固定子供費: 学費、PTA会費、部活動費など
  • 通信費: 家WiFiおよびスマホSIM料金
必要経費
  • 食費(食材、中食): 外食、嗜好品以外の食費
  • 日用品: 日用品および基礎化粧品、下着類など
  • ごほうび(予算内): 漫画やマッサージなど。毎月予算を決めてその範囲におさまったものをこちらに集計
  • 実用教養書籍: レシピ本や自己啓発、教養系の書籍
  • 実用教養ガジェット: 実用系のスマホアプリ代金など
  • 車費: ガソリン代や高速代、駐車料金など
  • 美容服飾費: 服、アクセサリー、コスメ、美容院代
  • 子供費: 文具など子供のための雑費など
  • 交際費: 友人知人との食事や慶弔費、贈答品など
  • 医療費: 治療費および薬代
  • 諸経費: 手数料や経費的なもので上記項目に適さないもの
不必要経費
  • コンビニ費・ラテマネー: おもに嗜好品代
  • 娯楽ガジェット: ゲームや娯楽系アプリ代金
  • 娯楽利用料: レンタルDVDや映画などレジャー費
  • ごほうび(予算外): 予算に収まらずに買ってしまった娯楽品
交際費
  • 外食費: デートでの食事代
  • 娯楽施設: デートでのレジャー費
  • プレゼント: クリスマスや誕生日プレゼントなど

※結婚するまでのデート費やプレゼント費などを別途集計しています。
結婚後は、この項目が丸っとなくなる予定。

特別費

  • 手帳費: 手帳や手帳グッズ
  • 備品設備: 金額の大きな家具、家電、ガジェット類
  • 運用損: 金融資産の運用差損など
  • 特別子供費: クリスマスや誕生日プレゼントなどを含むイレギュラーな子供費
  • 車特別費: 自動車保険、車検、修理代など
  • 税金: 住民税、固定資産税、重量税など
  • そのほか支出: どれにも分類されない支出および残高調整用科目
  • 今はまだ独身実家暮らしなので、食費や日用品などはざっくりと計算しています。
    買い物の回数も意図的に減らしていますので、家計簿アプリへの入力もそんなに手間ではありません。

    今後、結婚生活が本格的に始まって自分が主たる家計管理および食材買い足し役となったら、このやり方ではうまくいかないかもしれません。

    そうなったら、提唱された通りの『山田式残高家計簿』のルールに則って、家計簿はつけずレシートだけ見直すような仕組みに移行していきたいと思っています。