今回はクレジットカードの使い方と、私が使っているカードについての簡単な説明です。
カードの仕組みを理解する
よく「いくら使ったかわからなくなるから、クレジットカードは使わない」という人がいます。
私の両親や友人がそうです。
90年代ごろに「カード破産」という言葉ができたくらい、クレジットカードの乱用による自己破産者が急増しました。
それが社会問題となり、頻繁に「軽い気持ちでクレジットカードに手を出し、泥沼から抜けられなくなる」といったようなニュースをお茶の間で見ていたため、私と同年代、または上の世代には「クレジットカード・アレルギー」罹患者が大勢います。
確かに、クレジットカードは使い過ぎると危険です。
しかし、しっかりと仕組みを理解し、使い方を間違えないようにすれば、とても便利でお得なサービスを受けられるようになります。
こまめに明細をチェックするとか。または家計簿にカード使用履歴を記録し、予算内の支払いに留めるとか。
リボ払いとキャッシングは絶対に使わない。とか。
「よく仕組みがわからないけれど、なんか便利」とか軽い気持ちで使っているのが一番危険です。
引き落とし口座として使う
それでも「カードが怖い」という方にオススメな使い方が、各種引き落とし口座としてのみクレジットカードを使用すること。
毎月の公共料金や保険料、通信費など、今は多くの機関でクレジットカードを引き落とし口座として指定できます。
またひとつひとつの金額は小粒でも固定費は月で換算すると大きいです。
例えば毎月の引落が総額8万円あったとして、利用するクレジットカードで1%割引がついていた場合、800円お得です。
それが毎月になると800円×12ヶ月で9,600円。
それを3年間続けると28,800円。5年で48,000円。10年間で96,000円です。
塵も積もれば……で、結構大きな金額になりますし、買い物以外で使えば、使い過ぎは防げます。
シンプルな割引き・ポイントのカードを使う
よく雑誌などで「お得なクレジットカード特集」など組まれていますが、だいたい「提携スーパーで買い物すれば、ポイント2倍」など、買い物先が指定されてしまいます。
最寄りにそういったお得意先に指定できるスーパーがあれば問題ないのですが、なかなかそうもいきません。
たとえばLAWSONが目の前にあって、たった1本のお茶を買いたいだけなのに、自分はnanacoポイントがお得につくカードを愛用しているがために買い物を躊躇してしまいます。
都会に住んでいれば、ほんの少し歩いただけでセブン-イレブンに出会えますが、田舎の場合下手したら車移動の距離です。(ポイントなんか気にせずサクッと買えばいいのですが)
買い物が不自由になるくらいなら、還元率を落としてでもどこでも使えるカードを選んだほうがいくらかマシです。
私が使っているのは「すべての買い物が1%オフ」になるP-Oneカードと、クイックペイが使える上「すべての買い物で1%ポイント還元」になるオリコ・ザ・ポイントカードの2枚です。
すべての支払いに対応されるため、どこで買えばいいかなんて悩まなくていいんです。
さらに前項で書いた自動引き落とし口座にも割り引きが適用されます。
今(2018年11月現在)新しくカードを作ろうとするなら、『Kyash』も良さそうですね。 新興のサービスなため、今後の状況を見守りつつ、折を見て作ってみようかな……と思っています。
キャッシュレス化への移行準備
日本でも徐々にキャッシュレス化の波が押し寄せています。
「何かよくわからなテクノロジー怖い!」という方も大勢いるため、完全移行はまだ先でしょうが、それでも便利さにかなわず結構な早さで導入されていくだろうと予測しています。
ただし、まだApplePayやAndroidPayよりもnanacoなどのコンビニ・スーパー系やSuicaなど交通機関系のプリペイド式の方が使いやすいです。
私のオススメは前項でも書いた『オリコ・ザ・ポイントカード』で利用できるクイックペイ(iDも使えます)。
これさえあれば、たいていの買い物はキャッシュレスで決済できます。
ポイントもつくし、財布に入れる現金も最小限。
電子マネーが普及される前までは、財布に少なくとも現金5千円は入ってないと不安だったのですが、今は千円札1枚入っていれば問題ありません。
飲み会とか、たまに現金が必要になる時があるので油断はできませんが、これもそのうちLINEペイ的なアプリやQRコード決済に置き換わっていけばいいなと思っています。