ターゲットは守るべき人か、止めるべき人か? オススメ海外ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』

ここ数年、映画と並行して海外ドラマに夢中な日々を送っています。

特に最近、ドハマリしているのが『パーソン・オブ・インタレスト』。

最初は「ほかに目ぼしい作品も見当たらないし」と観ていましたが、話が進むに連れて否が応でも心が釘付けさせられる展開に、「続きをっ。早く続きをっ!」と睡眠時間を奪われてしまいました。

是非、みなさんにもこの気持を共有していただきたく、今回はプレゼンエントリーです。

あらすじ

基本は1話完結型の事件解決モノです。

主人公は天才プログラマーのハロルド・フィンチと、元CIA工作員のジョン・リース。
二人はどの組織にも所属せず、ニューヨークをメインに活動。
フィンチが開発したという謎の”マシン”が知らせる要注意人物を監視し、犯罪を未然に防ごうと日々暗躍し続ける。

……といったもの。
ほかの作品と決定的な違いは、『要注意人物』と目された対象者は被害者の時もあれば加害者の時もあるということ。

被害者だと思って守っていたら、実は加害者で最終的に裏切られたり。
または加害者だと思って追っていたら、実は別の事件で狙われていたり。と、展開が読めません。

そして基本は1話完結型ながら、大きな筋として”マシン”に関する謎や、その主導権を奪おうとする個人や組織、はたまた政府機関が現れ話に彩りを添えていきます。

また、巧みに挿入されるキャラクター達の過去のエピソードが、さらに物語に深みを与えていって、悪役にも感情移入を余儀なくされる始末。

さらに、個人的にオススメしたいポイントについてまとめてみました。

おすすめポイント

キャラクターが魅力的

まずは何はなくとも主人公二人。

作品内の、唯一絶対の良心といっても過言ではないハロルド・フィンチ
たとえ対象者が悪人だろうとも、『被害者』と断定されれば、まずは助ける。この方針が、この物語にかなりのスパイスを与えてます。
もの凄く生真面目。時にそれがコミカルなシーンを生み出してくれたり。
シーズン2から仲間入りする軍用犬ベアーとの、本筋とは関係ないところでおこなわれる芸の細かな遣り取りは観ていてニンマリです。

そして何度撃たれても、そこから危機を切り抜ける超人的タフガイジョン・リース
彼も根本的に善人でありながら、時に悪人への復讐に手を貸すくらいのことはやってくれちゃうニクいやつ。
強いし機転が利くし、イケメンだし……で、彼がもし実在したなら惚れてしまっても仕方がないと思えるほどのスーパーヒーロー。
守りきれなかった恋人との過去もありつつ、たまーにヤンチャしたりと、一筋縄でいかないところが、また魅力です。

遵法精神の塊ジョス・カーター刑事
最初はジョンを、謎の『スーツの男』として追っていた彼女も、シーズン1の途中から、なし崩し的に二人の仲間に。
法を守ろう。正義を遂行しようとする姿に、しかし奔放な悪役たちに追いつめられていく様は、時に窮屈さも感じさせられます。
彼女が窮地に立たされる度に、悪役へのヘイト感情も高まるため、うまいこと物語構成を考えている人たちの手の平で踊らされてしまいました。

物語の中でただ一人の凡人ライオネル・ファルコ刑事
悪徳警官であることをジョンに脅され、いやいやながら協力していましたが、彼も話が進むにつれて男を見せ始めます。
よく三枚目の役どころへ回されますが、天才しかいないこの作品の中では、むしろ一番、共感しやすいキャラクターです。

また、途中から登場するゲストも魅力的なキャラが多く、ほぼ真面目しかいない主人公チームにさまざまな難題という名のスパイスをぶっかけていきます。
時にそれがコミカルで、本筋と関係ない小ネタとしての楽しみも生み出してくれたりも。

またこの作品に出てくる、ボスキャラ・中ボスキャラもみんなそれぞれカッコいいです。
悪党の美学をきちんと体現したドラマチックなキャラクターが、主人公チームを窮地に追いやっていきます。
時に利害が一致して協力関係を一時的に築くこともあり、そこがまた敵キャラながら憎みきれない要因にもなって面白いんです。

あとこの作品に出てくる女性キャラのほとんどが、男性顔負けにみんな強いです。
カッコいい女性が好きな私のハートを鷲掴みにしてくれます。

展開が読めない

先述したとおり、主人公チームに与えられる情報はごく限られたもので、要注意人物とされた人物が被害者なのか加害者なのかわかりません

また、物語の中核をなす”マシン”という存在。
わかっているのは、それがハロルドが開発したということだけで、あとの存在はほぼブラックボックス。

テロを未然に防ぐために作られ、政府が管理しているはずのこの”マシン”が、どうしてハロルドにテロとは関係のない犯罪に関わる人びとのリストを送ってくるのか。

大きな謎が解き明かされていくに連れ、暗躍する天才ハッカーや犯罪組織、政府機関などが”マシン”にさまざまなチョッカイを出し、主人公チームを苦難に追い込んでいきます。

おそらく物語の性質上ハッピーエンドへ向かっていくんだろうな……と、感じつつも、そこは海外ドラマの醍醐味といいますか、重要なキャラクターが犠牲になったりする可能性は大いにあるわけです。

今後、どうなっていくのか全くもって予想ができません。

演出が洗練されている

監視カメラからキャラクターたちを見下ろす”マシン”の視点や、後に”マシン”のライバルとなる、もう一つの人工知能サマリタンのUI画面など、どことなくオシャレです。

物語上ドンパチや格闘戦があるのですが、それもいちいちカッコいい。
肉弾戦になるとファイティングポーズをとり、ボクシング的な殴り合いを始めるところも大興奮。

現在から、過去のエピソードが差し込まれる際の時を遡るシーンも分かりやすくて混乱せず観ていられます。
若干モヤがかかったような緑がかった画面が、さらに現在と区別できてほんとうに親切。芸が細かい。

また物語を盛り上げるためか、テコ入れか。シーズン2からは孤島に閉じ込められ誰が犯人かわからないというミステリー的な話があったりと、シリーズ全体の構成も絶妙です。

どうなるシーズン5

ネットでググってみると、どうやらシーズン5でファイナルになることが決定したそうです。

人気のある番組だそうなので、反響次第によってはひょっとして……ということもあり得るのかもしれませんが、それにしても敵が強大になりすぎているし、シーズン4が終わった時点で物語はかなりのクライマックス感が漂っています。

今まで広げたふろしきをキレイに畳んでくれればいいのですが、ここまで盛り上げた手前、さらなる脅威が現れても「いや、もうお腹いっぱいですわ」と心が拒否反応を起こしてしまいそうです。

今さらシーズン1のところまで後戻りはできません。
個人的には、もっと楽しみたいので続いて欲しい作品ではありますが、シーズン5でファイナルになっても、それはそれでしょうがないかな。とも思います。

もし終わるなら終わるで、人気キャラを主役にしたスピンオフとかやってほしいですね。

リンク

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