映画『バケモノの子』を観た

細田守監督作品の四作目、私がファンである大泉さんも声優として出演している『バケモノの子』を観てきたよ!

予告ムービー

感想(若干ネタバレしてます)

DVDレンタルで観ればいいかな?と、思っていたけれど、あえて映画館で観て良かったと思うよ。
もし行くかどうか迷っている方がいたら、ぜひ映画館で観て欲しい。

まずは前評判通りの、トレスしたの?ってくらい精巧な渋谷の街並み背景。

バケモノの世界で描かれる夜空も綺麗だし、あと何はなくともラスボスのスケール感! ラスボスの形をクジラにしたの、すごくイイね!

異形のバケモノでもなく、ただの黒い闇とかでなく、クジラ!
めっちゃ幻想的、でも大きくて怖い。
それが渋谷の街並みを縦横無尽に泳ぎまわり、沈んでジャンピングして現れて。

あれは、よほどの大画面テレビを持つお金持ちでない限り、映画館の大きなスクリーンで観たほうがいいと思う。
むしろ私がもう一度、映画館で観たいと思ってる。2回観ても、なおいっそう楽しそうだよ。

物語ももちろん、面白く。
コメディで笑って、殺陣のアニメーションで「ほー」と感心して、感動の心で涙ぐんで…と、かなーり盛り沢山な内容でしたわ。
特に最後、熊徹がつくも神になって蓮の前に現れるシーンとか、「胸の中の剣になる」宣言とか、もう前フリが利き過ぎててさー。

過去の回想シーンが差し込まれた時には、ほんの一時間と数十分前に観たばかりなのに、「ふわー、懐かしい!」と思えちゃう。
それだけ内容が盛りだくさんだったっていう話なんだけれど、それなのに物語に置いてけぼりにならない展開の上手さから、脚本の素晴らしさもうかがえるね!

あとは、主人公である蓮くんが、主人公特性を遺憾なく発揮するところが、逆に面白い。
クールなイケメンで、成長後は熊徹と対等なみに強くなった上に、かなりの短期間で大学受験できるレベルの学力身につけて…。
こんだけスーパーマンな上に、声が染谷君だなんて、許せないw

そして成長後に繰り出される、ちょっと中二病っぽい、こそばゆくなるセリフの数々。
ヒロインもまた、青春なのか中二病なのか、ギリギリ大人っぽいけれど明らかに青臭い発言が多々あって、「うひゃー、聞いてらんない。まっすぐ過ぎる言葉!恥ずかしー!恥ずかしー!!」と、若干、赤面しながら二人が心を通わせていくのを魅せつけられました。
ヘタにときめき展開があるより、よっぽど好感度高い盛り上げ方だな…と思う。

あと二度あった熊徹と猪王山(いおうぜん)との対決シーンは、マッチョスキーとして、非常に楽しませていただきました。
本当にありがとうございました( *´艸`)

キャスティングが素晴らしい

まずは何はなくとも、多々良に大泉洋さんをキャスティングしてくれた人、ありがとう!
心からの感謝を送りたい。

物語の冒頭第一声から大泉さんのセリフが始まり、いきなりテンションが急上昇。
しかもクライマックス、熊徹がつくも神になって現れる注目のシーンもキッカケは大泉さんのセリフだときた!
オイシ過ぎでしょ、もう!!!

それにしても、今回、熊徹役の役所広司さんと、多々良役の大泉洋さん、ふたりとも声だけの演技の表現の幅が広くて脱帽だよ。
もちろん百秋坊役のリリー・フランキーさんも落ち着いた口調が、キャラにマッチしてたし、染谷くんの青臭いセリフをワザとらしくなく言えるとことか、凄いんだけれど。

なんか、役所さんと大泉さんは一人のキャラの中にも声に表情があって、他のキャストさんよりもさらに上手だった印象。
特に、役所さんが声優やってるアニメは初めて観たんだけれど、全然違和感ないね!

正直、一回観た後にもう一度観る機会があったとして、主人公である蓮は染谷くんじゃなく、他の声優さんや俳優さんがやってもしっくりきそうなんだけれど、熊徹は役所さん以外がやると違和感がハンパなさそう。
それぐらい、きっちり熊徹を演じきってました。

女性キャスティングも違和感なく、すっきりと入っていけたよ。
ヒロイン役をやった広瀬すずちゃん。最近、売り出し中なようだけれども演技はどうなのかな?って疑問に思っていたけれど、物語のジャマをすることなく、見事に演じきってくれてた。

あとがき

いやー、そこまで期待してなかったんだけれど、いいね!
今後は細田守監督作品を、もっと注目していこうと心に決めたよ。